【ガク22】ググらずに学んだGoogleのこと


今日は、真面目な話を、真面目に書きます。

2つほど。



 

まず、1つ目。


東洋経済のGoogle特集を読みました。


Google全体を語るには、知識も覚悟も足りないので

ここでは最近の自分の興味領域に関連して

組織・人事まわりをピックアップして触れようと思います。


 

と言いつつ、まぁ超世界的企業なので

既に周知の事もたくさんあるかと思います。

 

 

ただ、ここまで大きくて有名な企業だと


何となく知っているようで実は知らない、

 

そして、東京タワーの様に、そこにあるけど

実は行ったことのない観光スポットの様に


実は知らない事がたくさんあるのでは、と思ったりします。


まぁ、言い訳です。

 

 

 

 

 

 

で、特に面白かった点を紹介します。

とりあえず列挙します。

 

 

グーグルの3つの文化

 

①ミッション:世界中の情報を整理し、誰でも利用できる有益なものにする。

②透明性:社員は善良だと信じているなら、彼らと情報を共有することを恐れてはならない。

③発言権:誰もが自分の運命を支配したがっている。

 

 

これは、面白かったというより、ふむふむという感じ。

そうだよね、という感じ。

 

 

 

 

 

最強頭脳集団を維持するために、

最も重要視するのは採用段階。

 

自社にとって優秀な人間は、一流大卒の人よりも、

チームワークに優れ困難に打ち勝つ力を発揮してきた連中。

 

アイビーリーグ(アメリカの名門8大学)の平均的な

–場合によっては平均以上の– 卒業生より、

州立学校をクラスのトップで卒業した

聡明で勤勉な学生のほうを採用したいと考えている。

 

 

これも、なるほど。

「グーグルが欲しいのは、エキスパートより、

聡明なジェネラリスト」との事。ふむふむ。

 

 

 

 

 

そろそろ雑誌からテキストを書き起すのが

辛くなってきたので、以下ざっくりと要約します。


 

 

で、じゃあ、どうやって

そのような人材を見抜けるかと言うと、

 

・ワークサンプルテスト

⇒実際、入社後にしてほしい職務に似た仕事のサンプルテストを受けてもらう。

 

・一般認識能力テスト

⇒これは正誤判定をする一般的なテストのよう。IQを見るらしい。

 

・構造的面接

⇒回答の質を評価する明確な基準を持つ一連の整合的な質問に答えさせるテスト、との事。

⇒これは下の二つとのこと。

 ・行動面接:これまでの自分の業績を説明して、応募した仕事とどう調和させるか答えさせる

 ・状況面接:「こういうケースだったら、どうしますか」という仮想的な状況での質疑応答

 

で、質問の水準が揃っているので、

候補者同士の優劣が見いだしやすくなるとのこと。


 

すごく実践的だし、体系化されている。

 

 

で、結構びっくりしたのが、

面接官向けの支援ツールもあるらしく、

求職者に担当させたい仕事を選ぶと、

面接ガイドがメールで送られてきて、

面接者はそれに沿って質問するらしい。

 

これによって、採用担当同士の

面接レベルの平準化や情報共有が容易になる、とのこと、

すげー。

 

 

 

ちなみに、グーグル向きの人材は以下の通りのようです。

 

 

・愉快なことを楽しむ

・ある程度の謙虚さを備えている

・きわめて誠実である

・曖昧さを楽しむ余裕がある

・人生で勇気のいる、または興味深い道を進んできたという証拠を手にしている

 

 

これは、いいっすね。

あぁGoogleぽいなぁ、と思えるところがすごいですね。

参考にしよう。

 

 

と、採用部分中心に話してしまいましたが、

他にも

 

 

・徹底した成果主義

⇒職位が同じ場合でも、報酬の差が3〜5倍になることも珍しくないとのこと。

 報酬は不公平に、との事。

 

・意義ある失敗にも対価を

⇒リスクにびびらないように、撤退した事業の開発チームにも

 成功報酬には遠く及ばないまでも、対価を与えているようです。

 金額ではなく、会社としての姿勢がカッコいい。


・親の職場参観!

⇒創業時のコミュニティ意識をどう維持するかという課題において、

 子どもの職場参観だけでなく、親たちを実際に連れてくるイベントを開催したとの事。

 人材部門のTOP曰く「私にとって、グーグルで働き始めてからいちばん嬉しい一日だった」との事。

 

 おもしろいし、いい取り組み。

 親が会社に来るのを想像するとなんだか微笑ましくなる。笑


 

あとは、批判も全て発言できる風通しの良さも触れてあったが、

総じて、フラットで楽しんでいる社風はとても良いっすね。

こういう環境で前述したような人材が6万人もいたらそりゃ強いわ。

 

勉強になりました。


 

 

 

 

 

**********

 

 

真面目な話、その2。

いきなり自分の会社の話です。


「7年目」という、もはや若手と呼べない話は以前しましたが、

3月から会社のプロパー社員を対象に、合宿&ワークショップ形式で

「どうしたらもっといきいきと働けるのか」

といったテーマで話し合いを進めてきました。


これはプロパーの増加に伴い、改めて、

みんなで集まって「働くことを考えよう」と

スタートさせたプロジェクトです。


 

 

数ヶ月間、色々な対話をしてきて

見えてきたことを超ざっくりまとめると、


 

みんな

 

○若手(できれば同期)と一緒に

○自らプランニングして

○力を試したい。認められたい。


という共通項でした。

 

※他にもたくさんありましたが、

 今回はこれだけ代表して紹介します

 

 

 

これは、言い換えると


「いきいきと働くポイント」は、

 

○一緒に働く人

○業務内容

○成功体験、評価

 

として、まとめられるかと思います。



 

この共通項が上がってきた背景には、

この3つが現状(完全には)実現できていない事が

挙げられるかと思います。


これは、正直、100%は

実現できなくて当たり前かと思います。

 

なぜなら、

・まだ経験が少なく1人で任せられる案件が無いから

・そして個人ではなく、会社という組織だから

です。

 

 

しかし、とはいえ


ほぼ全員が同様の想いを持っており、

それをつよく要望している現状を踏まえると、

その要素を取り入れた仕組みが

何か作れないものかー、と考えたりしています。

 


Googleの記事もいろいろ参考にしつつ、

何かカタチにできたらと思います。



 

**********

 


いい加減、この長文を卒業したいですが、、

私の本日のブログは以上となります。

 

貴重なお時間を頂き、有難うございました。

失礼致します。

 

富川岳