【ガク⑳】継続性

 

最近、就活シーズンという事もあり

学生と話す機会が多い。


話のテーマのひとつとして、

「継続的に続けている事」を聞いたりするのだが、

それぞれスポーツやバイト、習い事など

色々なエピソードが出てくる。


熱中して好きで続けてるのもあれば、

なんとなく流れで続けてるものもあり、多種多様だ。


 

この質問、

自分ならなんて答えるかな、と考えていた。


 

とかく野球少年のイメージを強く持たれているが、

これは「植物」かな、と思う。

 

 

上は現在、育てている植物だ。

全部で7つ。

 

 

一番古いのは左から2番目の

お化けの様なサボテンで、

これは高校生の時に購入したもの。

(2002年。日韓W杯の頃)


次は、一番左と、左から3番目。

これは大学生の頃なので2005年。

(ホリエモンがイケイケの頃)


 


とまぁ長く育ててきたわけだが、

育て始めると大事に思えてくるもので

 

学生の頃に1ヶ月半ほど海外へホームステイしていた時も

サークルのマネージャーに家の鍵を預けて

「部屋を好き勝手使っていいので、その代わり

たまに水やりをしに行って欲しい」という

お願いをしていたぐらいで。心境的には親でしかない。

 




 

そんな中、去年、ショッキングな事が起きた。

お化けサボテンより古く、中3から育て

一番愛情を注いでいたサボテンが枯れたのだ。

これはさすがに辛かった。



こいつは、元は中3の学級で育てていたもので

ある日、誰かが落として鉢が割れてしまった。


そのまま捨てられるところだったが、

何の義務感だか担任に言って家に持ち帰り、

植え替えて育てたのが始まりだった。


これが良く出来た子で、

毎年、超かわいい花を咲かせてくれた。


ちょうど、今ぐらいの初夏の時期だ。

毎年嬉しくて写真を撮っていた。



いろいろ連れ回し、




公園にも行った。

 


 

特段なにか変わった育て方をしていたわけじゃないし、

もともと面倒くさがりな性分のため

気付いた頃に水を上げていたぐらいだが、

 

数えてみると、15歳から育てていたので

12年間は育てていたことになる。



 

ただ、枯れるときはあっけないもので、原因は根腐れ。

寒い時期に水をやりすぎた事が悪かったと思われる。

気付いた頃には肉の張りが無くなり

枯れるというよりも腐っていく感じだった。


やがて終わりはくるものだから

こればかりは仕方がない。



よく何故それだけ育てられたか、と聞かれるが

それは自分でもよく分かっていない。

 

 

 

もともと親が仕事柄&趣味で、

庭や玄関、家の中で所狭しと植物を育てているので、

自分も植物と一緒に生活するのが普通だと思って生きてきたが


ひとつ秘訣として挙げるとすれば、

力まず適度な距離感で気楽にやっていたことかな、と思う。

 

 

別に自分自身は植物に詳しい訳でも

熱中しているわけでもなく、

 

歯磨きをするかのように、

コンビニに行くかのように、

 

限りなく「日常」の延長線で

接していたのが良かったのだろう、と思う。

 

逆にそんぐらいじゃないと続かないか。

 

 

 


なので、

 

最近は服屋や雑貨屋にも植物が

ガンガン売っているのを目にするが、

 

昨今の「ライフスタイル」ブームで

自分がイケてる事を主張するために

 

あたかも洋服やアクセサリーの様に

植物を買う(売る)感じには、ちょっと違和感がある。

(ホントに好きならいんだけども)

 


そんなんじゃ続かないと思うし、

 

そんなとこ行かずとも
もっと安くてカッコいい植物が

いっぱいあるわ、と。


植物は悪くないのになぁ。

 

 

 

 


なんだか話が逸れましたが、

そんな感じです。

 


 

 

何か続けている事はありますか?


 

 

ではまた〜