【ガク⑰】打席に立つこと

4月後半に思うこと

 

 

自分は野球をずっとやっているので

野球に例えて物事を考えたりします。 

 

今日は「打席に立つこと」

について考えたいと思います。

 

 

 


もうすぐ4月が終わります。

今月は目標設定のタイミングという事もあり

後輩の相談に乗る機会が何度かありました。


今期の目標設定では、一つトライしてみた事があります。


それは、自分が過去に作成した目標設定シートと、

その目標設定のやり方を後輩全員に共有する事です。


今年で社会人7年目という ”もはや戦後ではない”ならぬ

もはや若手ではない訳ですが、半期に一度目標設定を行うので
数えたら合計で13回(おそらく)目標設定をしている事になりまして。

 

毎回、試行錯誤しながら詳細に目標を設定した結果、

緻密な目標設定は成長に繋がると学んだので、

同じ様な体験を後輩にもしてもらいたく、やってみました。


結果、一部で「目標おじさん」と呼ばれている事はさておき、

目標設定に悩む後輩から個別に返信をもらったりしつつ、

やって良かったなと思っています。

(富川の目標自体の善し悪しは置いておきます)

 

 


参考までに、

特段変わった事をしているわけではないですが、

どのように目標を設定しているかだけ書いておこうと思います。


 

【目標設定の手順】

 

①まず、いきなり詳細に入らない。以下の様な図を描く。

自分のvisionを徹底的に考える。(大体最初は手書き。気付くと20ページぐらいの企画書風になる)



②会社のvisonを整理する。

 

③その際、その期の全社方針資料を徹底的に読み込む。

 会社の方針と方向性を汲み取る。

 

④年齢が近い先輩と話す。今回は、30代前半の先輩3人ほどと

 それぞれ個別に飲みながら、キックオフ資料を咀嚼してもらったり

 それに対する考え方を共有してもらう。あと、①についても助言をもらう。

 すると、方向性や半期の目標が見えてくる。 

 

⑤①~④を頭に叩き込んだ上で、目標シートを書く。

 会社の方向性を汲み取った上で、自分のやりたい事を

 そこに合致させていく作業。③はずっと見返し読む。


⑥部長と面談

 この時点ではほぼ完璧な状態で臨む。

 ここまで来ると大体、上長と意見が合致している。

 が、自分が気付かなかったポイントや詰めの甘いポイントを

 指摘してもらいブラッシュアップする。 


⑦局長と面談

 自分のミッションを明確に握る。

 「こうしたい」という意思を強くもって話す。 

 この場では100%自分の言葉で喋っている。

 


という感じでしょうか。

これを半年に一回ガッツリやります。


 

フロー自体は普通の流れかと思いますが、

大事なのは、①を徹底的に深ぼるという事でしょうか。

このブログの中でも①のステータス上にいる中で

駄文を晒したりしていますが。

 

あとはやはり、④、⑥、⑦のタイミングで

ググっと視点が上がります。

ので、積極的に視点を引き上げていくという事も

重要かなと思います。


 

 

 

 

という様な話を共有しつつ何人かと話したのですが、

①の部分を明確にする努力をしつつも、

 

大事な事は、それを周囲に

発信し続けるという事かなと思います。

 


自分は何が好きで、

何をやっている時が楽しくて、

何を目指しているのか、

 

とにかく、それを周囲に認識してもらい

実現できる環境をつくる努力をする。


要は、自分がやりたい事ができる環境というのは

「これがやりたい!」という本人の意思の強さもさる事ながら

周りがその人のやりたい事を理解している状況に無いと

永遠に実現しないからです。

(あえて言い切りますが)


 

 

 

で、ようやく「打席に立つ」話に繋がるのですが、

(もはや野球に繋げる意味あるか不明ですが)

 

 

 

監督やコーチに対して、

自分の特徴を知ってもらい、

いつでも打席に立てる準備をしておく。

 

その打席は急にやってくるかもしれませんし、

最初は代打での登場かもしれません。

 

珍しく親が観に来ている試合だから、

本当はホームランでも打ちたいのに

送りバントのサインが出るかもしれません。


もっと言うと

ネクストバッターズサークルまで行ったのに

ピッチャーが変わって、不本意ながら代打の代打で

ベンチに戻らないといけない時もあるかもしれません。

 

けれども、まずは打席に立たないと何も始まらない、と思います。


 

ただ、1点言える事としては、

 

スポーツと仕事の決定的に違う点は、

当人の特徴がスポーツほど目に見えて

分かりやすくは無いという点です。

 

無言でも打ちまくる元広島の前田選手の様では

会社の中においては、打席が回ってくることは少ないでしょう。


 

ので、当たり前の事ではありますが、

まずは自分を周囲に知ってもらい、

打席が回ってくるような土壌を作っておくことが

何よりも重要なんじゃないかなと思います。

 

そこに「遠慮」は一切不要です。

自分も含めて、全ての若手に言いたいと思います。


 



 

 

とまぁ、偉そうな事を長々と言っていますが、

この様に色々と整理できてきたのも

恥ずかしながら最近だったりします。

 

ので、若手にはもっと早くからこういった事を

考えて動いて欲しいですし、そういう意志あるトライを

しようとしているメンバーは全力で応援したいと思います。

 

 

 

とはいえ、2点だけ補足を。

 

 

●1つ目は、僕もそうでしたが、、

とはいえ①なんて簡単に見つかるものでは無いので、

モヤモヤしているのであれば、

まずは目の前の仕事に120%傾倒せよ、という事です。

 

そうすると、また別の道が見えてきますし、

逆に言うとそこまでしないと、やりたいことも見えないし、

やりたくないことも見えてきません。


僕は幸い、今のメインクライアント業務で

やりたいことをやらせてもらってきましたが、

限りある時間の中で、何を捨てるかという視点も

とても大事な事だと思います。


 

●2つ目は、俯瞰してやりたい事を探すべきという事です。

それは社内だけに目を向けていても意味がなく、

社外や別のコミュニティも大事にし、そこで色々な人から

吸収していった結果、更に見えてくるもんだなと思ったりします。

今年は、富川自身も多少負荷をかけてでも

これまでのコミュニティじゃないところまで

積極的に自力で足を伸ばしていこうと考えています。

 

 

 

 

では、今回も長々とお付き合い頂き有難うございました。

 

僕は僕で、この場が「打席に立つこと」に繋がるといいなと

相変わらずのムッツリ根性で思っているので笑、

何か面白い事があれば教えて下さい。



 

 

 

 

***

 

全然関係ないですが、高校生ラップ選手権を

生で観てからずっと映像観ちゃってます。ニガリファンです。

 

15歳 vs 18歳。打席立ってるなー笑